

2008年 青陽(春のはじめ)の頃の吉日
担当・・・・・・いつもお世話になっております。ビー社の坂の上です。
S・・・・・・・はい、毎度。
担当・・・・・・今、前を通ったらゲロなんかやってましたね。また改装かなんかやるみたいですね。
S・・・・・・・ゲロ店内の100円ショップが、撤退して、その後でリサイクルショップをやるらしいです。
担当・・・・・・次々と、さすがにすごいですね。
S・・・・・・・あのとなりにはセル店があるでしょ、その隣が、まだ新しい、確かゲロの来た後でオープンした
リサイクルショップですよ。
担当・・・・・・あれま、いつものこととはいえ、ため息が出ますね。
S・・・・・・・荒れてますね、土地も人も。
担当・・・・・・ここは、ほんとにひどい状況ですね。
S・・・・・・・それ、たしか3年前にも、某メーカーの担当者も言ってましたよ。
担当・・・・・・新しく出来る大型店は、華やかで、町は活性化されてるように見た目は映るんですが、実は地元の人のやってる
店は、どんどん消えていく。
S・・・・・・・全国の多くの街で、そうらしいですね。
担当・・・・・・どこへいっても同じような色目の、似たような店が並んでますよ。
S・・・・・・・惜しかったですよ、ほんとに、この町のビデオ屋は、チャンスがあったんですけどね。
担当・・・・・・地域独自の組合ですね。
S・・・・・・・今となっては、もうパラレルワールドで存在するのみですよ、私の世界で・・・・。
担当・・・・・・どんなふうに存在してるのですか?
S・・・・・・・聞きたいですか。
担当・・・・・・はい。
S・・・・・・・わかりました。それではお話しましょう。
昔々、ド坪さんに当時の私が、夢を語っていました。
ド坪さんをスカウトするためには、自分の作りたい未来を語るのが一番だと思ったからです。
確かこんなことを言っていました。
とにかく人を幸せにしたい。
そのために良いと思うことをやっている。
神様と自分、どっちがようけ(たくさん)の人を幸せに出来るか、子供の時から、これで勝負している。
ド坪君も手伝わないか。
ビデオはいいよ。
わかってると思うけど
まずだれもが主役になれるし
好きな表現ができる、それに、いい原作作って、メーカーにだってなれる。
(大学で映画研究会に所属していたド坪にはこの言葉が効いたらしい)
その手始めに、まずは、ここ今治で、ビデオデッキを売りまくる。
そしたら次は、ビデオソフトのレンタルもやる。
いまは、車庫改と1号店ふたつだけど、今度、もう一店出す。
それで、今治で7つの店舗が当面の目標。
そしたら、その後、いろいろと派生するだろうから、
高いものを安くレンタルして会員の生活を楽にする。
コミックや本のリサイクルもやるようになると思う。
そうなるとその後、今治には1店舗いるな。
大きなうちの基幹店舗がいるやろ。
そして、まあ、今治でそれが出来ると、つぎは、他の地区へ出店するかもしれない。
でもこれはどうなるかわからない。
地域、地域に僕らのようなのがいるだろうからね。
だから本当は、今はそれには気が乗らないね。
あいてる場所があればの話だね、これは。
まずは、次の店に集中しないとね。
どうだい、うちくる
こんな感じだから君は、四人目の社員で、すぐに四番目の店の店長だね。
「よっ、よろしくおねがいします。」
どこがパラレルだって、そうかな、もう君の頭の右上に並行世界の扉があいてるだろう。
まだ観えてないだって、仕方ない、その場合は年表を読み直しておくことをお勧めするよ。
こうしてド坪君は入社した。
1か月後には、ASPNO2がオープンし、1年後には、ASPNO3がオープンしていた。
そして入社2年目の夏、PPVがオープンし、店長となった。
この少し前頃、松山でも激しい競争があり、あるメーカーと、地元有力店が中心となって
愛媛県内の、主なレンタル店を集めて組合結成の為の、話し合いがもたれた。
当時一番の若輩者だった私も、光栄なことに招かれ、意見を述べさせてもらった。
だが、当時の仕掛け相手、ウイリー(仮名)の出席がなく、まとまらなかった。
PPVがオープンして半年後、今治では、組合が結成された。
結局は、これぐらいの地域単位の方が、まとまりやすい。
同じ地域で同業で生計を立てるものどうし情報の共有が、しやすいのである。
だが、私がド坪君に語った未来は、いったいどこへ・・・
順調に3年で、3店舗出店してきた。
次の私達の計画が進んでないはずがない。
実は、幻のASP○○店が、地権者と契約寸前、後は私が判を押すだけという状況だった。
しかし、この店は、組合店と300メートルほどしか離れてなかったので、地権者にも、担当者を通じ
その旨連絡し、縁がなかったものと、お断りすることとし、
他のすべての出店計画も
天を仰いで、白紙に戻すことにした。
その後、出店というアクセルから足を離した私にも、ド坪君やみんなにも
精神世界の方面での学びのステージが用意されていた。
そうして、そのステージの一幕のあいたころ、
当社は得意のチラシを、メッセージ性のある作品化することとし、第一弾の帯は
「心の平和とは、時を忘れること」というシャーリーの本から引用させてもらったものだった。
それを、事務所の壁に何枚かはって眺めていた、そんな頃。
バーナービデオ(仮名)の営業Mさんが、四国を回っては、色々な店に、
うちのことを紹介していたらしく、たくさんの店の人がスレートの倉庫店Pにやって来た。
そんな中でも、高松のビデオインラッキー(仮名)のF社長は、印象深い人だった。
当時、水曜日を定休日にしていたPに、水曜日にやって来た。
事前に、バーナーのMさんから連絡は、受けていたが、今日来るとは、私とホラーのKさんは
あわてて店をあけにやって来た。
事務所の電話が鳴り、今日しか時間が取れなくて、と
当時の大きな携帯電話で、車から電話をかけて来た。
おともに、店長と、女性スタッフが同行しているという。
この頃のビデオインラッキーは、高松に2店舗を運営していた。
これから、香川全域に店舗展開をする直前であった。
来るなり店内を、ぐるぐる見て回り、客数や売上を次々と聞いて来た。
バイタリティがあり、エネルギッシュ感が、即座に感じられた。
店内見学が終わり、事務所に座ってから、F社長が開口一番くちにしたのは
「この店ですよ、こんな店ですよ、これから10年、21世紀まで生き残るのは」
と、大絶賛してくれた。
そして、ちょうど事務所に張っていた、チラシを見て不思議そうな顔でこういった。
「これはいい言葉ですが、どこかで聞いたことがあるんですが・・」
というので
これは、アウトオンアリムという本や、ビデオにでてくる言葉ですよ
最近こっちの勉強もやってまして、うちではチラシなどの広告に
とりいれているんですよ。個々の気づきのチャンス、その一助のために。
「ほう〜、なんかほかに、S社長は今後について考えてることありますか?」
そうですね、余暇ですかね
「はぁ、余暇ですか」
困ったことにそうなんですよ、余暇がないと、レンタルしてくれないですから
ちゃぁ〜んとした普通の人が、週休2日なり3日なり、あれば、いいんですけどね
今のままだと、たぶんそうはいかないでしょ。
「みんな競争に勝つこと考えてますからね、そっちに行けば負けますよ」
だから、地域の組合のような組織が、最低限ある前提でないとだめですね。
今治はそれが出来たので、今、社員の余暇を、どう作り出すか模索中なんですよ
それで、この店は定休日をつくったりしてデーター取ってる最中なんですよ。
うまくいけば、他の店でも使えるでしょう。
「それで、定休日ですか、最初はレンタル店で、定休日とか耳を疑いましたよ」
それと社員の教育なんですけどね。
たまには集まって、現実の共有をしていないと、良い意味での一体感が持続しないですよ。
で、うちでは会議という形で、月一回は必ず集合します。
それで、精神世界の研究したりしているんですよ(笑)
「今後は出店はどうなんですか?」
今治では空きがない限りもうやらないでしょう。
それと出店の時にお客さん味方につけるのは、3つ以上ライバル店より
誰がみても優れていることが必要でしょう。
きれいは、新しいので当然ですけど、大きさ、商品数、駐車場などで必ず上を行ってあげることですよ。
そうすれば地元の人たちも、いい店が出来たと感じ、悪い気はしないもんですよ。
でも、うちは、いまここでせいいっぱいですからね。
つ○やの150坪や、その他の100坪クラスをうわまわり出店するのは、今は考えてません。
「私は、これから香川全域に展開しようと考えています。高知や松山もゆくゆくは出したいですね。」
そうですか、F社長はそれでいいと思いますが、社員のことはしっかり考えないといけないと思います。
やるのは社員ですからね。
「もっともです、御社ではどんな考えでやってますか?」
私の考えはこうです。
組合などが出来、悪い面があるとしたら、みんなが、だらだらやってしまうようになることでしょう。
地位や立場に、稼いでもらい、活性化しなくなるということです。
「なるほど、なるほど、そうなりやすいでしょうね」
だからそれをなくすには、と考えた末、出た結論が、それがやりたいことである人を見つけ育てること。
それがその人自身のやりたいことであれば、ほっておいてもやりますからね。
簡単にいえば、ワクワクすることでないとだめです。
そうすればこのチラシの通りです。
「心の平和とは時を忘れること」
イヤイヤやっているのでは、続かないので、そういうひとは、やめて他を探すようにしてもらいます。
でも人間、成長すれば、ちょっとしたことで変わりますから、人によっては長い目も必要ですけどネ。
そういうわけで、今現在の仕事に、今、ワクワクする人だけで営業を続ける、常にそうしたいですね
「よ〜く わかりました」
このあと1994年には、DVDが登場か、という話などもしたが、結局、DVDが立ち上がるのは
21世紀を超えてからだった。
とにかく話に花が咲いて、あっという間の数時間だったと記憶している。
最後には、互いの健闘を祈って、がっちり握手して別れた。
数日後、バーナーのMさんから、連絡があった。
「いい影響あったみたいですよ、F社長のところ、今度社員旅行を企画してると言ってました、
それがきいてびっくり、アメリカかどこかの海外らしいですよ。」
私もいい勉強になりました。
Mさん、ありがとう。
そして、このあと私達の夢をも、つなぐようにビデオインラッキーは、約10年間の破竹の快進撃で、
四国にラッキーありとまで言われ、
業界の雄として注目され続け、たたえられたのである。
が、しかし、21世紀を少し過ぎたころ、このビデオインラッキーの
全20数店舗をゲロが、買収するのである。
そして、2008年、PPVは、そのゲロにフラフラになりながらも、何とかしのいでいる。
ここのゲロの、当初の在庫は、ラッキー何店かの閉店時の在庫テープだったらしい。
奇しくも、F社長の予言「こういう店が、生き残る」
というのは、今思えば、的を得ていたのである。
ド坪君と話をした。
車庫改でひとつ
ASPNO1でふたつ
NO2でみっつ
3でよっつ
プレハブ事務所でいつつ
本部事務所でむっつ
PPVでななつ
これで勘弁してもらえんか
(笑)
基幹店は?
え〜と、すべて一つずつきっちり閉めて
PPVに在庫を集めたので、それでどうかな。
(笑)
それにゲロやヒャクビもあるやろ、あれは、パラレルワールドでは・・・
「まさか、」
何も言ってないよド坪君。
「おかしい、これだけここに集まってくるのは、絶対なんかあると思ってた。」
Sさん秘密があるでしょ。
・・・・
ド坪君、変なこと言ってたら、みんなに変に思われますよ。
「いいえ、思われません、秘密があるでしょ」
ないない、落ち着いて、落ち着いて
ほら、ド坪君、右手に観えているのが、超巨大基幹店が存在する世界だよ。
左手には、制限のない大型店PPVNo2のある世界だ。
下には、このまま何もしない世界が、ごく細くだけど、見え隠れしている。
上には、全く違う世界で、奉仕している我々の世界がある。
そして正面には、上にあがりたいと願う、無限の意思に沿った道が
一番わかりやすく置かれている。
そして、その入口には、ご丁寧に階段まで用意されてるよ。
他にもありとあらゆる現実が、われわれから、光とともに発せられてる。
別に自分が選ばなくても、よく似た、他の体験を、誰かが選び体験するだろう。
すぐそばには、我々が、全国展開してる大型店の立場になっている世界もあるだろうし
県内最大手になっている姿もあるかもしれない。
イメージはすぐできるだろう。
この宇宙では、イメージできることは、すべて、どこかに存在しているからと
バシャールがよくいっていたね。
ないものは、イメージすらできないとも。
だけど、ワクワクしながら、走って来た。
でもあの時の自分たちには、Pが、精一杯だった。
すでにその頃たくさんのお金を持って、大型店をやるって人は、ここだけで、5、6店
存在してたんだ。
でも、それがまた1年ずれてたら、わからないけどね。
これだから、パラレルワールドをイメージするのは楽しいね。
まさに無限の世界、無限の体験。
分身のようなものだよ
自分の過去世、未来世などの他生もそういう感じだろうね。
「分身」
「そういえば」
「法華経で、ブッダが分身を集めるというのがあり、ブッダが法華経を説けば、多宝如来の宝塔が出現し、
その教えの真実であることを証明し、その後、ブッダが、彼の分身をすべて集め終わると
多宝如来が姿を現す、といういわれがあると伝えられています。」
いいところに気がつくね、さすがだよ。
「また、バシャールも、自分の分身といわれる存在たちの体験が、あるエネルギーのラインを
通じてみなさんひとりひとりに伝わります、というようなことを言ってます。」
自分であると同時に、みんなでもあったわけだね。
「んっ・・まてよ」
「バシャールの巨大三角母船が、エジプトのピラミッド上空5000キロに滞空してたのは
1992年の暮ですよね、ブッダの場合は、悟って梵天勧請のあと
法華経を説くまでに40年ぐらい間があるんですよ。」
「と、なると・・・」
ふーん、真摯に学んできたんだね。
今の世界での体験学習のたまものだね。
今の現実世界こそが、本当に必要だったんだね、我々には。
担当・・・楽しみですよ、どんな世界ですか。
S・・・・当時の全組合店が、存続している世界ですよ。
今はこの地区に集まっているでしょう、レンタル店が
お客さんにとっては、便利がいいこととは思えません。
でも、そうではなくて、少し前の、バランスよく組合店が存在している世界です。
その組合店に、うちの活性化策や、社員の働き良いシフトが、伝わり、どの店も個性豊かに
少しゆっくりですが、適度に大きく育ってきている世界です。
そして、時折、集まり、どこで借りてどこに返してもいいようにしよう、とか
共通の返却ボックスを、要所要所に設置しようとか、話し合い進化させてます。
気がつけば、他の地区でもそういう風になってきています。
そして、必然で、もう少し大きな集まりにも発展します。
こっちで、もうひとついいのは、雇用の質です。
どの店も、地元の人を社員やバイトとして長期で雇いますから、今問題のよそから来た正社員1人に
あとは、4時間までのバイトばかり。
そういう世界より、格段にいいと思いませんか。
これを達成するのに必要なのは、目的意識の共有と
育てるという心です。
担当・・・・そっちの世界であってほしかったですよ。
その流れの中で、配信の時代を迎えたかったですね。
世界全体の流れが、今まで、そうでないので、これからも
その結果が、まだ還ってきますよ。
あと少しね。
担当・・・・なんとかなりませんか。
今の世界の延長では無理ですね。宇宙の法「自業自得」は変わらないですから。
だからそれ以外は、「諸行無常」すべて変わっていくわけです。
未来を今、変えるには
パラダイスの達成されつつあるパラレルワールドへ、みんなして、すみやかに移行しないと。
すべて、原点回帰して、「愛」に沿った発想から、目的を定め到達方法を決めないとね。
あっ、その前に、愛について学び続けないとだめですよ。
「愛に従ったときのみ、すべてのよき未来が、実現可能状態になります。」
よきパラレルワールドを引き寄せるための
ひとつだけ最も簡単で効果のある選択肢をひとつ教えましょう。
それは、「自由と共存の祈り」に参加してみることです。
わかっていると思いますが。
念のため。
あとは楽しんで実現してのお楽しみ。
2008 春のはじめ shinji.seiyo
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このパラレル話は、事実にヒントを得たフィクションです。
